当日は暑いながらも好天に恵まれ、境内参道西に位置する遙拝所(ようはいじょ)にて、氏子総代を始め大勢の参拝者の見守る中で、厳粛に『夏越大祓』が執り行われました。『夏越大祓』とは、半年間の日々の生活の中で、本人が自覚すること無く心と体に付いてしまう罪・穢(けがれ)・災厄を祓い清めて、健康でなおかつ幸福を授かりたいと願うものであります。


祭典の流れを簡単に説明いたしますと、最初に大祓詞(おおはらへのことば)を宣り聞かせます。 次に祭典を奉仕する神職全員が自らを切麻(きりぬさ)でお祓いします。
その後、参列の氏子総代・参列者をお祓いし、遙拝所の外に出て天と地をお祓いします。 そして神職が白い布を、八つに裂き篝火にてお焚き上げします。
引き続き 大麻所役(おおぬさしょやく) 神職 役員 参拝者の順に参進し茅の輪を左右左と三回くぐります。最後に拝殿前で一同揃って拝礼し神事を終えます。また、事前にお申し込み頂いた人形(ひとがた)は、一緒に茅の輪をくぐり終えた後、忌み火にてお焚き上げしました。